システム開発運用のKIです。

以前、「リモコンライトを改造して簡易ON AIRライトを作る」話を書きました。
その時の残課題の解消を行ったので、改めて記事にしようと思います。

 

あの時の残課題は以下のものでした。

> ・部屋が明るいと、こんな小さなライトが点いても誰も気が付かない
> ・電池式のため、ドアの外のライトの電池が切れていても気が付かない
> ・Alexaに頼る

今回は「Alexaに頼る」で残りの問題解消を目指します。

前回は電池＆リモコン式のライトを使用しました。
今回使用した機器は以下になります。

 

■Echo Dot (エコードット)第3世代

https://www.amazon.co.jp/dp/B07PFFMQ64

スマートスピーカーです。
「アレクサ」と話しかけるだけで時間やニュースが分かるだけでなく、
時には歌ってくれたりと中々楽しいものです。

「定型アクション」として、特定の動作を事前設定しておき、
それを自動・手動で実行することが可能です。
例えば「朝7時、自動的に今日の天気と今日のスケジュールを読み上げてお知らせする」
ようなことが可能です。
この「定型アクション」は、スマートフォン側からも任意で実行可能です。

 

■スマートリモコン

https://www.amazon.co.jp//dp/B08P6ZSXWZ/

上記Echo Dotと組み合わせることで、家電をEcho Dot経由で操作可能になります。
簡単に言うと学習リモコンの一種です。
例えばリモコン操作可能な扇風機があったとします。
この扇風機のリモコン情報を登録することで

「アレクサ、扇風機つけて」
↓
Echo Dot (Alexa)
↓
スマートリモコン
↓
扇風機がONになる

このような流れで、声だけで扇風機操作が可能になります。
また、Echo Dotの「定型アクション」の中にこのリモコン操作を組み込むことで
例えば、「寝る用意」というキーワードに対応して家電の電源をオフにし、照明もオフにする。
といった操作が可能になります。

 

■LED照明

https://www.amazon.co.jp/dp/B08B651HXJ/

今回用意したLED照明です。
以下の条件さえクリアしていればどんなものでも良いです。

・リモコン操作可能
・電池式ではない（電池切れを起こさない）

 

勘のいい方はここまでの説明だけで何がやりたいか分かってきたと思います。

 

定型アクションに「通話開始」を登録しておきます。
〔やること〕
音を鳴らす（ピンポーン、のようなチャイムをセットしました。）
スマートリモコン経由でLED照明をオンにする
「通話を開始しました」と音声アナウンスする

照明をオフにする「通話終了」も登録しておきます。

これで準備完了です。
あとは実際に通話が始まる際に、スマートフォン側からささっと定型アクション「通話開始」を起動します。
音がなり、ライトが点灯し、さらに音声で「通話を開始しました」とアナウンスされます。

実際にライトが点灯する様子はこんな感じになります。

 

最初の方の「ピンポーン」のようなチャイム音がうまく録音できていませんでした。
左側の黒い円形のものがEcho Dot
画面上部の壁に貼り付けてあるものがスマートリモコン
画面下部で点灯しているものがLED照明です。

前回のバージョンでは、ひっそりとライトだけが点いていたため、誰にも気が付かれない問題がありましたが
さすがにここまですると一目瞭然です。
大きな進化です。もうこれで在宅勤務のオンラインミーティングは怖くありません。完璧です。

 

……。
完璧だったはずなんです。

 

仕事部屋を出てから「あ、通話中ライトつけっぱなしだわ」が頻発しています。
前回バージョンでは自室内にも照明をおいていたので、中と外で点灯状態が確認できたのですが
今回のバージョンにはそれがありません。
やろうと思えば、仕事部屋内にも連動する照明を設置できそうなんですが、さすがにそろそろ熱意が切れてきました。
とはいっても、まだまだ在宅勤務が完全に無くなることは無さそうです。
気が向いたらさらに改造するかもしれません。